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【大腸がん末期(4期)家族の葛藤】

17:《1回目の抗がん剤治療》 その2-1
【大腸がん末期(4期)家族の葛藤】

17:《1回目の抗がん剤治療》 その2-1

次に看護師さんが大きな点滴を持って来ました。

私はいよいよ大腸がんに対する治療、抗がん剤が始まると思いました。


針を刺したまま、チューブの先端に接合部分があり、
その接合部分を外しての点滴、抗がん剤(アイソポリン・エルプラット)の
点滴が始まりました。

私は点滴(抗がん剤)治療を受ける間、
《大腸がんが治りますように》
と、神にもすがる思いで、抗がん剤治療を受けていました。

きっと妻も同じ思いだったと思います。

抗がん剤治療が始まって約2時間が過ぎようとしていた頃、
2種類の抗がん剤も終わろうとしていました。

妻は私に声をかけたいようでしたが
他の患者さんもいるので心配そうに私を見ていました。

初めての抗がん剤が終わった後、
今度は小さい点滴を看護師さんが持ってきました。

この小さい抗がん剤は《5-FU》と言うもので
急速投与と言う事で15分位で終わりました。

接合部分を外し、今度はこの日最後となる抗がん剤《5-FU》持続投与のため、
在宅用携帯型ポンプに切り替え、
接続したまま自宅に帰る事になりました。

抗がん剤《5-FU》持続投与のため、針を刺したままの状態と
携帯型の点滴ポンプを身体に付けているためか、
ベッドから降りるのに何かぎこちなく不自由を感じましたが
無事に抗がん剤治療を終えた事で緊張し続けていたせいか
いくらかホッとしたように思います。


化学療法室内を見回すと、
7、8人の患者さんが点滴を受けているのが見えました。

この時初めて、『こんなにもがん患者さんが多いのか』と驚きを感じました。


1日目の抗がん剤治療が終わり、化学療法室から出た時、
妻がやっと『お父さん、大丈夫?』と声をかけて来ました。


私はまだ、緊張が取れていないせいか、
それとも思っていたよりも身体に変化が起きていなかったためか
『大丈夫だよ。』と言ったように思います。









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