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末期がん(肝臓がん)闘病記 83

83:『白い粉』の正体は・・・

~この闘病記の内容は2004年(平成16年)6月頃の出来事です。~



私はこの頃、手のひらに白い粉のようなものがいつも出ていた。


そして白い粉が手のひらに出始めてスグ、今度は身体全体のカサつきから始まり、
下着を着替える時、カサ付いた皮膚がフケのように落ち始めた。


この状態はしばらくの間続いていた。



その時はその状態が私も妻も何故だか何だか分からなかったが
今考えると、私はこう思うのである・・・。


これは、あくまで私個人の推測だが、
当時、私は水分も食事も制限されていたため
私の身体の抵抗力は極度に低下していた。
いつ死んでもおかしくないと言われていたほどだったのだ。
そんな極度に低下した抵抗力しかない私の身体から出てきた
白い粉のようなもの・・・、
それは【カビ】の一種だったのではないかと。。。


私はこの頃、医者が言うように死の一歩手前をさ迷っていた。

しかも、その後、水分が採れるようになり食事が採れるようになってしばらくした後、
その謎の白い粉と身体の極度のカサつきは治まってしまった。

抵抗力の関係で出てきていた事は明らかだった。。。




そしてこの頃、こんな事もあった。


その日は週に1度の総回診の日だった。

総回診とは、テレビドラマの【白い巨頭】のように先生達が先頭で
看護士さん達も連れてゾロゾロと各病室の患者さんを診察してまわるアレの事だ。


私のいる病室に外科部長をはじめ、先生達がゾロゾロと入ってきた。

そのまま、私のベッドの周りを先生達が取り囲むように集まった。


私の主治医が、私の今の状態、そして治療の説明をした。

主治医の話しに外科部長先生はうなずきながら聞いていた。


主治医の説明が終わると外科部長先生が一言私に言った。

「抗がん剤を使用しなければがんは治りませんよ。」


そして隣りの患者さんのところへ移っていった。



外科部長先生からの、このたった一言を未だに覚えている。

それ程、私にとっては悔しい一言だったのだ。



『今、こんな状態で入院しているのは誰のせいなのか・・・』

末期がん肝臓がん)の進行で入院しているのではない・・・』

『造影剤の入れ過ぎによる副作用で私は苦しんでいるのだ・・・』


『お前達、先生が悪いのでは無いのか?
このバカヤロー。』



私は心の中で訴え、叫び続けていた。




この頃、入院から1週間、私は毎日1本500㏄の点滴を4本していた


1本の点滴が終わるのに6時間かかるので、それを4本、
24時間丸1日かけて血管の中へ脱水症状を改善するために入れ続けていた。


私の腕から点滴の針が抜ける事は無かった。


針も2日位で抜き、別の場所へ新たに入れ替えた。


私の両腕は点滴の針であざの様な跡が点々とあった。

自分で見ていても痛々しく見えた。

全てをひっくるめてその頃の私の姿を健康な人が見たとしたら、
この人は到底助かるはずは無いだろうと思うほどの姿だったのでは無いだろうか。。。









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⇒84:食事の許可は出たが・・・



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