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末期がん(肝臓がん)闘病記 113

113:娘のおみやげでタバコ復活(笑)?!

~この闘病記の内容は2004年(平成16年)10月頃の出来事です。~



娘がハネムーンのおみやげを届けてくれるというので
私は外の喫煙所で娘が来るのを待っていた。

喫煙場所から見える景色

しばらくして娘の車が見えてきた。

駐車場に車を停め、元気そうに私のところへ来た。


その顔は楽しそうで笑っていた。



ベンチに一緒に座り、
「おかえり!オーストラリアはどうだった?」と娘に聞いた。


娘はハネムーンでの話しをいろいろしてくれた。

聞いているだけで私には楽しかった事が良く伝わってきた。


そして娘は
「ハイこれ!お父さんのおみやげ!」と言って私に袋を差し出した。

袋を見て、私が頼んだ財布にしてはヤケに袋が大きかったので
何が入っているのか聞きながら袋の中を覗き込んでみると
辞めたはずのタバコが入っているではないか?!


娘は私が今回の入院以来、タバコを辞めた事は知らなかったのだ。



私は娘に
「今はタバコを辞めて吸っていないんだ。」と言うと
何だか淋しそうな顔をして「そう・・・。」と言った。


そんな顔を見た私は
「でもせっかく買ってきてくれたんだからやっぱり吸おうかな。」と
笑いながらタバコを袋から出し、1本取り出した。

ライターを持っていなかったので
近くのタバコを吸っている人に借りタバコに火をつけた。


私は娘に「やっぱりタバコを吸うと気持ちが落ち着くな。」と話し、
もう1つの袋を開けてみた。

私が思っていた通りの財布だった。


娘に「お父さんはこれが欲しかったんだ。ありがとう。」と言うと
とても嬉しそうに笑っていた。

その財布は今でも大切に使っている。。。




私はこの時とても幸せそうな娘を見てとても安心した事を覚えている。


そしてまた、結婚式には出ることも出来なかったし
バージンロードを一緒に歩いてあげる事も出来なかったけれど
無事にハネムーンから帰り、楽しそうな娘を見ていると
1日でも早く病気を治して退院しなくてはと思った。



この日を境に今まで辞めていたタバコもまた吸うようになってしまった。。。









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⇒114:末期がんの現実と恐ろしさ



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