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末期がん(肝臓がん)闘病記 142
142:大晦日、点滴をしながら1年を振り返る
~この闘病記の内容は2004年(平成16年)12月頃の出来事です。~
私のいた病室は一人の患者さんを残し、
私を含めて3人が家で正月を迎える事になった。
12月31日退院の日、天気予報では雨か雪が降ると言っていた。
私は妻に早めにガソリンスタンドに行って、
冬用のタイヤに入れ替えてもらうようにと伝えた。
そして当日、私は点滴台を押し、いつものように病室の窓から外を見ると
やはり予報通り、外はみぞれ混じりの雪が降っていた。
二人の患者さんは朝食を済ませると早々に家へ帰って行った。
私もここまで来ると1分1秒でも早く帰りたいのだが
私は決められた本数の点滴が終わらないと帰る事が出来ない・・・。
私は点滴を受けている間、
窓からみぞれ混じりの雪を見ながら今年1年を振り返っていた。。。
去年(2003年・平成15年)の大晦日は、
私は少し体調の異変を感じながらも無事にやるべき仕事も終え、
子供達が孫を連れて遊びに来るのを今か今かと首を長くして待っていた。
妻とおふくろは正月の準備に追われていた。
そして大晦日の年越しソバは、秋に採ったキノコを使ったキノコ汁で食べ、
元旦はニューイヤー駅伝を皆で見に行くのが
楽しみであり、1年の始まりであり、我が家での慣例だった。
上手く言えないがふと、あの頃が【懐かしく】感じられた。
私はこの1年で大きく変わってしまった。。。
C型肝炎から肝硬変、そして肝臓がんの発病・・・、
しかも末期で余命3ヶ月の宣告まで受けてしまった。
私の身体からは胆汁を出すチューブが埋め込まれている。
腕には点滴針、両手はかなりのアザだらけになっていた。
身体はやせ細り、元気な時の面影のかけらも無い。
『わずか1年で何と変わり果てた姿になってしまったのだろう。』
と虚しい気持ちも込み上げてきた。。。
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