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末期がん(肝臓がん)闘病記 206

206:【自由の身】に。私はがんに勝った!

~この闘病記の内容は2005年(平成17年)11月頃の出来事です。~



私の身体の中に入っていた大元のチューブは主治医の手により
あっという間に抜けてしまった。


私は全てのものから解放され、
本当の意味での【自由】を手に入れたように思えた。


1年8ヶ月もの長い間、
このチューブにはどれだけ悩まされてきたか分からない。

胆汁が詰まったと言っては病院へ駆け込んだり
そうかと思えば急に出すぎて脱水症状を起こしたりと
どれだけ苦しめられた事だろうか。


風呂に入る事も出来ず、どんなに寒い時でも
シャワーを浴びる事しか出来なかった。

シャワーを浴びるにしても何枚もガーゼを重ねて
その上に防水テープを貼り、濡れてはいけないとタオルをかぶせ、
妻の手を借りながら浴びる状態だった。

それが本当に一瞬の出来事で取る事が出来たのは
何かあっけない感じもした。


チューブを抜いた後の処置が終わり、主治医と看護士さんは私の顔を見て
「良かったですね。」と言いながら笑ってくれた。

今までに胆管をふさいでいたがんの腫瘍が小さくなり胆管が正常に戻り
チューブを抜く事など以前に主治医が言っていたように
医学界においても前例が無い事なのだろう。。。

立ち会っていた看護士さんも同じ思いだったと思う。



チューブが抜けて晴れて自由の身になった時、
『私はがんに勝ったんだ!』と心の中で叫んでいた。









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⇒207:少しずつ実感が湧いてくる



私は末期がんを家族の支えと自分自身の直感を信じ続け、乗り越えて来ました。
同じ境遇の方々に『生きる勇気と希望』を感じて頂けたら幸いに思います。
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