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末期がん(肝臓がん)闘病記 226
226:血液検査の結果を聞きに病院へ
~この闘病記の内容は2006年(平成18年)2月頃の出来事です。~
闘病後、初めての仕事を無事終えた満足感に浸っているのもつかの間、
翌日は私の血液検査の結果が出る日だった。
私の身体からチューブが取れて3ヶ月が経っていたが
肝機能や腫瘍マーカーの数値などの不安はほとんど無かった。
妻も
「いろいろな事があったけどその度に頑張って乗り越えて来たんだから
きっと良い結果が出るよ。」と言った。
私も「そうだよな。」と答えた。
そして時はあと数日で3月になろうとしていた。
『3月』と言う月は私にとって一生忘れる事が出来ない月だ。
その中でも3月3日は普通なら『ひな祭り』でおめでたい日だが
私にとっては最悪の日になってしまった。
私にとって生まれて初めて入院した日だった。
そしてあの時主治医に言われた言葉は今も忘れない・・・。
「病名は肝臓がんです。」との告知を受けた。
3月19日には、妻に余命3ヶ月以内との宣告がされた。
そして絶望の中の3月30日、
今となっては命の恩人となった友人の伊藤さんが探してくれた
2種類の健康食品を飲み始めた日でもあった。
私は大学病院での肝臓移植が9日間しかない中で
この2種類の健康食品をワラをもつかむ思いで飲み続けた。
『これを飲めば末期がん(肝臓がん)が治る』
と何度も何度も自分に言い聞かせて飲んだ。
その結果、今の私が存在していると思っている。
奇跡なんかではない!
そして誰かの意見ではなく自分の意志で飲み続け
自分自身の直感のみを信じて疑わなかった。
だから私も末期がん(肝臓がん)と闘う意志を持ち続ける事が出来たのだ。
そして翌日の検査結果も悪くなっているはずが無いと
信じて疑わなかった。
そしていよいよ検査結果の日が来た。
私は診察の予約時間に合わせて
いつも点滴を受けに行っていた外来病院へ行った。
病院へ着き、中に入るといつものように患者さんでいっぱいだった。
どの科もとても混雑していた。
私が診察を受ける外科の診察室の前でも
順番を待つ患者さん達でごった返していた。
私はいつもの様に少し離れた所にある椅子に腰掛け、
診察の順番を待つ事にした。
しばらくして私の前をご夫婦らしき方が通った。
この方は前の診察の時も一度見かけたことがあった。
奥さんらしき女性の頭にはバンダナが巻かれていた。
私はきっと抗がん剤などの副作用で
髪の毛が抜けてしまったのだろうと思った。
そしてその女性の右手には3ヶ月前の私と同じように
胆汁の容器を下げるヒモが握られていた。
私と同じような病気なのか?身体もだいぶ痩せていた。
ここでまた会うという事は主治医が私と同じなのかとも思った。
付き添っているのはご主人だと思うが
これから先見えない不安の中、一生懸命奥さんを支えているのだろう・・・。
病気は幸福な家庭の輪を一瞬にして乱してしまう。
このご夫婦らしき方を見た時、
自分が末期がん(肝臓がん)で入退院を繰り返していた事を思い出してしまった。
本当に無常の世界だ。
私は心の中で『頑張ってください。』とエールを送っていた。
また、診察室の前の椅子に老夫婦が寄り添うように座っていた。
その隣りには娘さんらしい方が老夫婦と話しをしていた。
順番が来たのか3人で中へ入っていった。
患者さんの中には診察が終わってもそのまま帰る事が出来ない方もいた。
診察室の横に別室があり
その部屋の前に座り看護士さんの指示を待っていた。
私はこれから入院手続きをするのだろうと思った。
どの方も皆、心配そうな様子だった。
この場所は笑顔とは到底無縁な現場である。
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⇒227:血液検査の結果は・・・| 私は末期がんを家族の支えと自分自身の直感を信じ続け、乗り越えて来ました。 同じ境遇の方々に『生きる勇気と希望』を感じて頂けたら幸いに思います。 私の経験してきた闘病生活などのご質問やご感想等、何でも投げかけて下さい。 メールを頂ければ可能な限りご回答致します。 ◆メールはこちらです。◆ |
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