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末期がん(肝臓がん)闘病記 231

231:セリを採る妻を見ながら思い出す
     ~身体の異変、そして肝臓がんの告知~

~この闘病記の内容は2006年(平成18年)2月頃の出来事です。~



セリを採る場所へ着き、車を降りると早速私も妻もセリを探し始めた。


まだ少し小さいがセリが生えていた。

我が家ではセリを卵とじにして食べるのが定番だった。

少しクセはあるものの、旬のものを食べるのが1番のご馳走だ。


私はセリを採りながらふと後ろを向くとセリを採る妻の姿があった。


末期がん(肝臓がん)闘病記

私が2年前、死を覚悟して生きて最後となるセリ採りに
この場所を選んで来た時、妻はどんな思いでセリを採っていたのだろう・・・。



私は闘病生活の中でいろいろな出来事があったがその度に何とか乗り越えてきた。

そしてようやく 末期がん(肝臓がん)を克服する事が出来た。

妻を誘って再びこの場所へセリを採りに来る事が出来て私は本当に嬉しかった。


ほんの数メートル先でセリを採る妻を見ていると
2004年(平成16年)3月30日、
この2種類の健康食品に出会った運命的な出来事を思い出した。




その月の初旬に私は 末期がん(肝臓がん)と告知された。

私の身体はC型肝炎が元で肝硬変になり、ついに 肝臓がん に侵されてしまった。

肝臓の中央には命をも奪ってしまう大きな がん が発見され
右の肝臓には10円玉大の がん が3つもあった。


大学病院の先生の話しでは肝臓の右葉部分を切除して移植するとの事だった。

提供者は妻が自ら申し出た。


そしてこの3月30日、生体肝移植を受けるため
その当時入院していた病院を退院する事になっていた。

10日後には大学病院へ生体肝移植へ向けて入院する事が決まっていたためだ。

私が事前に調べていた 肝臓がん の治療法では手遅れのようだった。


やはり、肝臓は【沈黙の臓器】と言われるように
何の前ぶれも無く、身体に異変が起きた時にはもう手遅れなのかと
私自身、挫折感を感じた事を覚えている。


当時、私は身体の異変を感じた時から
身体の免疫力を高める効果があると言われていた今とは違う2種類の健康食品を飲んでいた。

しかもその健康食品は免疫賦活食品と言う製品で、
がん 治療において統合医療を目的とする病院で
使用されていると聞いていた。


それだけに私の 末期がん(肝臓がん) との併用で完治を期待していたが
私の病状では効果があまり出なかったためこの日を境に飲むのを止めた。

その健康食品は今でも家に置いてある。



生体肝移植に向けて病院を退院する事になった3月30日、
私は【最後の思い出】にどうしてもセリ採りに行きたかった。

私は妻と友人の伊藤さんを誘い、3人でセリ採りに行く事にした。



私はセリを採る数時間前まで外科病棟の病室にいた。

病室も個室だったため、
ひとりでいると考える事はどうしても同じ事ばかりだった。


『私はこれから先、一体どうなってしまうのだろう・・・。』
と不安な事ばかりが頭から離れなかった。


『俺はまだ死にたくない!生きたいんだ!』といつも考えていた。


そんな中で、残された家族やおふくろの事、
この世を去った父や兄を思う事は数え切れないほどあった。

がん と言う病は大切な家族の命を
あっという間に奪ってしまう怖さを私は知っている。



肝臓がん の告知を当時の主治医から聞かされた時、
瞬時に【がん=死】と言う文字が頭の中をよぎった事を今も鮮明に覚えている。

その後の事は空白のまま、今でも全く思い出す事が出来ない・・・。









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⇒232:セリを採る妻を見ながら思い出す
     ~肝臓がん告知と心の葛藤~




私は末期がんを家族の支えと自分自身の直感を信じ続け、乗り越えて来ました。
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