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末期がん(肝臓がん)闘病記 232

232:セリを採る妻を見ながら思い出す
     ~肝臓がん告知と心の葛藤~

~この闘病記の内容は2006年(平成18年)2月頃の出来事です。~



肝臓がんの告知を当時の主治医から受けたあの日の夜から
ひとりベッドの上で見えない死との恐怖と闘いながら過ごす毎日が続いていた。


末期がん(肝臓がん)闘病記:浅間山

病室の窓から見える浅間山を見ては
『私は絶対 がん には負けない、私は生きるのだ』
と自分自身を勇気付ける事が多かった。


でも身体の調子が悪くなると
その思いもすぐに挫折して悪い方向へと考えてしまった。

そしてある意味、【死】を覚悟してしまう自分もいた。

その中で私は兄と良く出かけた思い出のある山々を見る事で
生きる希望を持ち続ける事が出来たと思う。



私は生体肝移植のために当時の病院を退院してから大学病院へ入院するまでの
【10日間】と言う短い限られた時間の中で小さな希望を繋いで
友人知人に何か がん に良い物があったら探してくれる様にと頼んだ。

最後まで諦めず少しでも前向きに考えようとしていた。




退院した日、私と妻と伊藤さん3人でセリを採りに行き
私達3人はセリが採れる場所へと着いた。

伊藤さんはセリ採りの経験があまり無かったため
私達は雑草の中に生えているセリを教えてあげた。

伊藤さんもすぐに雑草とセリの区別が出来るようになり
別々の場所でセリを採り始めた。


3人別々のところでセリを採り始めるが
私は病気のせいか、立ったり座ったりと言う簡単な動作も
だいぶこたえる程だった。

そんな私の様子を見て
妻も伊藤さんも「大丈夫?」と心配して声をかけてきてくれた。

私はその度に「大丈夫だよ。」と返事をして安心させていた。









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⇒233:セリを採る妻を見ながら思い出す
     ~生体肝移植を考えた妻・・・~




私は末期がんを家族の支えと自分自身の直感を信じ続け、乗り越えて来ました。
同じ境遇の方々に『生きる勇気と希望』を感じて頂けたら幸いに思います。
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