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末期がん(肝臓がん)闘病記 35

35:肝臓移植を断る 4

~この闘病記の内容は2004年(平成16年)4月頃の出来事です。~



駐車場からかなり歩いてやっとの事で受付に着いた。


前回は体調も最悪な上、初めてだったので何も分からないまま、
病院内で受付を探したが、今回は体調も幾分良く、
また、2度目と言う事もあってキツイながらも前回よりは遥かに楽だった。



待っている間、いろいろな事を考えていた。。。


1週間前に電話をもらって、あの時入院していたなら今頃は、
そろそろ抗がん剤の治療を受けている頃だろう。。。

実際に受けていたら私はどうなっていたのだろう。。。


また、前回この病院に来た時に、長い間待たされて座っていたイスを見ながら
あの時の辛さも思い出されてきた。

あの時の私の体調は最悪で、座っているだけで疲れてしまい、
考える事と言ったら、
『早く横になりたい。。。』
とか
『早く入院している病院に戻りたい。。。』

とか、そんな事ばかりだった。


でも、今回は体調も良く、疲れ方も違っていた。




それでも、先生を目の前にして肝臓移植を直接断るという事で、内心緊張していた。

隣りに座っている妻もどこと無く、落ち着かない様子に見えた。



そしていよいよ、私の診察の順番になり、妻と共に診察室へ入って行った。


先生は私の歩く姿を見て少し驚いた様子だった。

前回、先生とお会いした時は、先程も述べたように私の体調は最悪で、
身も心も疲れ切った状態で、歩くのがやっとと言う感じだった。


それに比べればこの時は全てが好転しかけていた時だったので
やはり元気そうに見えたのかも知れない。

最初の診察から3週間が過ぎていた。。。




私は先生に、
「肝臓移植の手続きをしましたが、
その後、友人に紹介された健康食品を飲み続けたところ、
ご覧のように身体の調子が良くなってきたので、
このまま様子を見たいと思っています。」

「なので、肝臓移植はお断りしようと思います。」


気持ちに決心が付いていた私は先生に言い切った。

先生は少しがっかりした様子にも見えた。



そして、
「このまま様子を見ていく中で、もし、私の体調が悪くなってしまった時、
こちらの大学病院に来る事は、時間もかかり、家族も大変だと思いますので、
私のカルテなどは、前に入院していた病院に送って頂けるとありがたいのですが。。。」 
と話した。


先生は「分かりました。」といってくれたので、
私と妻は先生に頭を下げ、病院を後にした。









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⇒36:大学病院の帰り道・・・







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