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末期がん(肝臓がん)闘病記 52

52:喫煙所で一夜を過ごす。。。

~この闘病記の内容は2004年(平成16年)5月頃の出来事です。~



電気を付けた病室はとても静かだった。。。

この病室で今、何が起きていたのだろうか。。。


私は、病室のドアを開け、廊下を見たが何事も無く静かだった。


私はもう一度自分の病室を見回した。。。


昨日までは何も感じない病室だったが、
この時は、何か不気味な気配を感じていた。



病室に入るのが怖かった。。。



私は病室に入らず、看護士さんのいるナースステーションに行って、
病室で起きた事を話して病室を変えてもらおうと思った。


点滴台を押しながらナースステーションへ向かう途中、廊下で立ち止まり、ふと考えた。



看護士さん達にさっきの話しをしても信じてもらえるかどうか分からないし、
いい歳をして、夢でも見て駆け込んできたと思われてもみっともないと思ったのだ。。。



明日の朝になったら看護士さんに相談してみようと思い直して病室に戻る事にした。



電気を付けたままで出たので、病室は明るかったが、
やっぱりこの部屋で朝までいるのは耐えられないと思った。。。


私はもう1度、病室の中を見回し、サイドテーブルの中から、
お金とタバコとライターだけを取り出して、喫煙所へ向かった。


そこで、コーヒーでも飲みながら朝を待つ事にしたのだ。


喫煙所へ行くと、まだ、夜明け前だと言うのに近くのベンチには数人の患者さんがいた。

タバコを吸っている方、飲み物を買って飲んでいる方、朝刊を待っている方など、
いろいろな患者さん達がいた。



私は人が居る事にホッとしていた。。。



私もコーヒーを買い、タバコを吸いながら時間が過ぎるのを待っていた。



気持ち的にはいくらか落ち着いてきてはいたものの、やはり尾を引いていた。


そういえば以前、娘が金縛りにあった話しをしていた事を思い出した。


私は、
「こんなに科学が発達している世の中にそんな事、ある訳無いだろ。」と
鼻で笑っていたのだ。。。


まさか、自分がこんな不思議な体験をするとは夢にも思っていなかった。



この事は娘には絶対に黙っておこうと考えていた。。。(笑)









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⇒53:病室を移動してもらう




私は末期がんを家族の支えと自分自身の直感を信じ続け、乗り越えて来ました。
同じ境遇の方々に『生きる勇気と希望』を感じて頂けたら幸いに思います。
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