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末期がん(肝臓がん)闘病記 60

60:目が覚めると・・・

~この闘病記の内容は2004年(平成16年)5月頃の出来事です。~



目が覚めると個室の中で治療を受けていた。

病室の中を見回すが病室が何となく違っていた。


『ここは何処なのだろう。。。』
私はベッドから起き上がった。 あの時の吐き気は無かった。


ベッドから降り、点滴台を押しながら病室のドアを開け廊下を覗いた。


見た事が無い病棟に私は一体ここは何処なのかと考えていた。



不思議そうな顔をして廊下を見渡している私に看護士さんが声をかけて来た。

今までに見た事が無い看護士さんだった。


私はその看護士さんに 「ここは何処ですか?」と訊ねた。


「4階の病棟です。」
前に入院した時は3階だったため、私は全く分からなかったようだった。


3階の病棟は明るくキレイだったが、
この病棟は何か古い建物のように思えた。薄暗い感じだった。


看護士さんは私に「大丈夫ですか?」と聞いてきた。


私は、「ええ、何とか大丈夫です。」と答え、病室に戻った。



病室の窓から外を見るといつもの景色と違っている・・・。

ここは同じ病院内でも、やはり古い病棟だった。



しかも個室だ。。。私はもう個室はコリゴリだった。

お恥ずかしい話しだが、
私はわざわざナースコールで看護士さんを呼び、病室を変えてもらうようお願いをした。


しばらくして看護士さんが違う病室へ案内してくれた。

その病室は4人部屋だった。


私は個室でなければ何処でも良かった。


同室になった患者さんに挨拶を済ませ、ベッドの上で横になっていた。



今回は救急車で緊急入院となってしまったため、入院に必要な物は何も無かった。


当然お金も無く、タバコも吸えなければ缶コーヒーも飲めない。。。

妻が来るのを待つしかなかった。









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⇒61:妻が病院へ







私は末期がんを家族の支えと自分自身の直感を信じ続け、乗り越えて来ました。
同じ境遇の方々に『生きる勇気と希望』を感じて頂けたら幸いに思います。
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