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末期がん(肝臓がん)闘病記 65
65:病院での1日の始まり
~この闘病記の内容は2004年(平成16年)5月頃の出来事です。~
私の入院中の生活は朝が早い。
やっぱり寝る時間が早いと朝、目が覚めるのもどうしても早くなる。
朝4時30分・・・
私の1日が始まる。
病院の中はまだ暗い。同室の患者さん達はまだ寝ている。
私は点滴台を押しながら病室を出てエレベーターに乗り込む。
そして毎朝、1階の喫煙所へと向かう。
朝もまだ4時半だと言うのにいつも数人はベンチに腰掛けていた。
ある日私はひとりの方に声をかけた。
その人は毎朝、新聞配達の人を待っているとの事だった。
病院の売店が開くのは朝8時半頃だった。
なのでその人は、起きてから時間を持て余す入院生活の中で、
新聞配達の人から直接新聞を買って読むことが朝一番の楽しみだと言っていた。
私もこの日から新聞配達の人から新聞を買うことにした。
5月も半ばになっていた。
朝早く起きて、春を感じながら病院の外のベンチに座り、
コーヒーでも飲みながらタバコを吸っていると
《今日も生きている》と言うホッとする1日の始まりだった。
病院の外から病院の巨大な建物を見る。。。
病院内はまだ暗く、静けさを保っている・・・
病院の外からは、この中で生死をかけてがんと闘っている多くの患者さんがいる事、
また、病と闘っている苦しみや悲しみは分からない・・・。
この世は無常の世界だ。
私は新聞を買い病室に戻り、明るくなるまでテレビを見ていた。
朝6時、夜勤の看護士さんが検温に来る。
やっと病院の1日の始まりだ。
窓のカーテンを開けるとみかぼ山が見えた。
私は浅間山、そしてみかぼ山などの山を見るたびに
末期がん(肝臓がん)に勝って元気になり、
もう1度あの山へ行くんだと強く心に誓っていた。
そして、いつも自分自身に勇気を与えてくれる山々を見るたびに
救われる思いがした。
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⇒66:待ちに待った食事が!しかし・・・| 私は末期がんを家族の支えと自分自身の直感を信じ続け、乗り越えて来ました。 同じ境遇の方々に『生きる勇気と希望』を感じて頂けたら幸いに思います。 私の経験してきた闘病生活などのご質問やご感想等、何でも投げかけて下さい。 メールを頂ければ可能な限りご回答致します。 ◆メールはこちらです。◆ |
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