1999年7月、52歳で亡くなった私の実兄の闘病記です。
その約5年後、私は肝臓がんの末期で余命3ヶ月の宣告まで受けた、(元)末期がん患者です。
末期がんを経験した者として、末期がんを経験したからこその視点で兄の闘病記をご紹介していきたいと思います。
実兄の胃がん末期闘病記
私は兄と共同経営で自動車塗装業をしていました。
そんなある日、体調の異変を感じ入院。胃がんの末期という事で余命3ヶ月の宣告を受けました。
その後兄は3ヶ月強の闘病後、亡くなってしまいました。
結局最期まで、自分が『癌』であることを知らずに亡くなってしまいました。
ガン患者本人へのガン告知、そして医師への不信、不満など、今となっては思う事も記して行こうと思います。
闘病記を皆さんにお知らせする理由
笹野富美夫と申します。今回、兄の闘病記をこうして皆さんにお伝えしようと思ったのには理由があります。
それは、私自身の闘病記が同じ病を患っていらっしゃっている方々、そしてそのご家族の方々に少なからず生きる希望をお伝えすることが出来ているからです。
普通は自分がガンだった事など公表したくはありませんよね。
私もそうでした。まして私は末期のがんでしたから。
でも、縁あって闘病記ブログをインターネットに載せたところ、多くの方々からいろいろなご意見やご感想を頂くようになりました。
それと共に『私が生かされた理由のひとつ』だったのかも知れないとも思うようになりました。
そんな気持ちもあり、今回、実兄の闘病記を新たに皆さんにお伝えしていく事を考えました。